<アルミ粉の種類について>
現在、世の中に出回っているアルミ粉には製法の違いにより、下記3種類に分けられます。
1. アトマイズ粉(噴霧粉)
アルミニウム溶湯を小孔(ノズル)より噴出させて高圧ガスにより霧状に粉砕・冷却して生成します。最も一般的で大量生産に適した粉末であり、弊社のアトマイズ粉末はこの製法によります。粒子は一般には涙滴形・紡錘形です。
2. 乾式粉砕粉(フレーク粉)
アルミニウム箔小片を原料に、脂肪酸などの助剤を加え、機械的に粉砕して生成される粉末です。粒子形状が鱗片状である事から一般には“フレーク粉”と呼ばれる事もあります。
3. 湿式粉砕粉(アルミペースト)
有機溶剤中で、アルミニウム箔小片やアトマイズ粉を原料に、脂肪酸等の助剤を加え、機械的に粉砕して生成する粉末です。粒子自体の形状はフレーク状ですが、有機溶剤中でペースト状になった状態で取り扱われる為、一般には“アルミペースト”と呼ばれます。
<アルミ粉の取扱について>
アルミは元来活性度の高い金属ですが、それを粉末化する事により表面積が飛躍的に大きくなり更に反応性が高まります。従って、その取扱に対しては一定の注意が必要となります。特に、1.「粉塵爆発」、および2.「水分との接触による水素ガス発生」については対策が必要となる場合があります。詳細につきましては弊社までお問い合わせ下さい。